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スポーツ 2018.10.26
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源平 ウルフ魂で銅 世界選手権 第5日

女子65キロ級3位決定戦 インド選手を攻める源平彩南=ブダペストで(榎戸直紀撮影)
■「完璧な技を身に付け五輪へ」
磨きをかけたタックルが表彰台への切り札になった。3位決定戦でも源平が強力な胴タックルでリードを広げ、勝利を収めた。前日の準決勝では終了間際の逆転で惜敗しており、「金メダルを目指していたので悔しい」と結果に満足はしなかったが、世界大会初陣での価値ある銅メダルだ。
■神のような存在
強さの源は「ウルフ魂」だ。幼いころに父の将充さんから昭和の大横綱・千代の富士のことを教わった。同じ6月1日生まれ。すでに引退していたが、生き方などを知るうちにとりこになった。「心、体、技、すべてそろっている。神のような存在です」
■待ち受け画面も
今は亡き千代の富士の著書は何度も読み返し、「絶対的な技を持っていた。精神も素晴らしい方」。携帯電話の待ち受け画面はもちろん、大横綱の写真。心の師として今も尊敬している。
相撲とレスリングで競技は違えど、「絶対的な技」は必要だと源平は言う。「自分だったらタックルですね」。今大会に向けて、タックルに入りやすくするための崩しの練習に注力。大きな得点源になった。
生まれ育った東京で開催される五輪は大きな目標。12月の全日本選手権からは五輪階級の62キロ級へ階級を下げる予定だ。「完ぺきな技を身に付け、五輪へ向けて頑張りたい」。世界3位をステップに、激戦の代表争いへ飛び込む。
(2018年10月26日 中日スポーツ8面より)