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お知らせ  2025.08.21

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慢性的な痛み治療 授業で学ぶ 鈴鹿医療科学大と三重大医学部合同

人体のつぼについて学ぶ学生ら=鈴鹿市の鈴鹿医療科学大で

人体のつぼについて学ぶ学生ら=鈴鹿市の鈴鹿医療科学大で

 慢性的な人体の痛みへの総合的な治療方法を学ぶ鈴鹿医療科学大(鈴鹿市)と三重大医学部(津市)の合同授業が19~21日、鈴鹿医療科学大白子キャンパスで開かれている。

 個々の専門性を生かしつつ、痛みの治療についてさまざまなアプローチがあることを学んでもらおうと、2017年から始まった授業で、今年で9年目。初日は両校の2年生50人が参加し、鍼灸(しんきゅう)、神経、アロマなど六つの治療方法を各専門分野の教員から学んだ。

 鍼灸のブースでは、担当教員が人体には約361個のつぼがあり、鎮痛や抗炎症、血流改善の効果があることを説明。学生は痛みのメカニズムを学んだ上で、人体を模したシリコンを使って凝りの位置を探ったり、針を刺したりして治療の一端に触れた。

 鈴鹿医療科学大リハビリテーション学科2年の川口藍佳さん(19)は「鍼灸がこれほど手先の繊細さを求められるとは思っていなかった。痛みを和らげる新しい治療方法を知れて良かった」と話した。(西川優)

(2025年8月21日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
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