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お知らせ  2019.01.30

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日系人の子どもたち 取り巻く現状考える 京都でシンポ

 シンポジウム「ブラジル人留学生と渡日生が共に考えるアイデンティと教育〜日系人の子どもたちの現状と問題点」が、京都市の京都外国語大であり、同大の学生や卒業生ら60人が参加した。東近江市のブラジル人学校「日本ラチーノ学院」で学習支援を行う、同大のボランティア団体「ヴィンクロ・ジ・ラチーノ」が企画した。

 中京大国際教養学部の三浦綾希子准教授が「移民の子どもたちのアイデンティと教育」と題し、国内に住む日系人の子どもたちについて基調講演した。フィリピン系の若者に聞き取り調査したところ、自分のアイデンティティーを両親いずれもの出身国と考える若者ほど、学業達成が高い傾向にあったと紹介。中には自分のルーツを否定され、自己肯定感が低い人もいるとし「自分のルーツや民族性を維持しながら、ホスト社会に適応することが重要」と述べた。

 また、日本の学校は多様性に関して遅れているとし「学校以外の教会や学習支援室など、さまざまな場を用意し、そこに多くの子が関われる社会が望ましいのではないか」と訴えた。

 この日は、学生の発表もあり、子どもたちの帰国後の適応の難しさなどが話題に上った。(浅井弘美)

(2019年1月30日 中日新聞朝刊滋賀総合版より)

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