HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動
学生活動 2018.06.21
デジタルアート展 優秀賞 「希望と絶望」映像に 名文理大の鈴木さん
「HAGURUMA」のタイトルで、2分54秒の作品。自然豊かなひるがの湿原(岐阜県郡上市)や名古屋市内の街並みなどを撮影した動画をベースに、歯車などのCGが随所に組み込まれている。
前半は穏やかな自然光に包まれた木々の緑や青空などが色鮮やかだが、中盤からは一転、モノクロに。終盤では人の心と社会をモチーフにした2つの歯車がかみ合わずさびつき、静かに破滅へと向かっていく。
公募展は九州大などでつくる実行委が主催。一般と学生のカテゴリに分かれ、それぞれ静止画や動画など4部門に分かれている。昨年夏から秋にかけて作品を募り、韓国や中国をはじめ12の国・地域から、計512点が集まった。うち、学生動画部門は43点だった。
中学のころから映像づくりが趣味で、同大に進学。音響や情報処理なども学んできた。
受賞作はゼミの課題の一環で、昨年9〜10月に1カ月ほどかけて制作。当時は就職活動を控え、「映像業界に進みたいが、漠然とした不安があり、むしゃくしゃした気持ちを映像にぶつけた」と振り返る。
昨年末に受賞を聞き、「目に見える結果がほしかったのでうれしかった」。その後、CMなどを制作する東京都の会社で、映像ディレクターとして働くことが決まった。
「映像づくりは自分の考えや感性を表現する手段。将来は楽曲をよりかっこよく感じられるようなミュージックビデオを手掛けたい」と意気込んでいる。
鈴木さんの作品は公募展のホームページ(「アジアデジタルアート大賞展」で検索)で公開されている。
(2018年6月21日 中日新聞朝刊尾張版より)
その他の中日新聞掲載の大学記事
入試情報 2024.01.20
愛知学院大学・愛知学院大学短期大学部 愛知工業大学 椙山女学園大学 中京大学 中部大学 同朋大学 名古屋文理大学 南山大学 日本福祉大学 藤田医科大学 名城大学 愛知大学・愛知大学短期大学部 愛知県立大学 愛知県立芸術大学