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2017.08.17
学生が高齢者サロン 中京学院大短大部 瑞浪の活性化探る
瑞浪市の地域活性化を図ろうと、同市土岐町の中京学院大短期大学部の学生が12日、同大の瑞浪キャンパス内で高齢者サロンを開き、工作や歌でお年寄りと交流した。(斎藤航輝)
同大の学生と中京学院大中京高校の生徒は昨年度から、地域の課題を見つけ、解決策を考える「地域活性化プロジェクト」を進めてきた。
サロンの運営を担った学生チーム「ぽちゃらいーず」は昨年の6月、同大短期大学部保育科2年(当時1年)の早川果穂さん(19)ら4人が設立した。瑞浪駅前や、市社会福祉協議会で聞き取り調査を行うなどして、市内に107ある「高齢者サロン」に着目し、「面倒を見るのも高齢者」「交通手段がない」などと問題点を指摘。100人以上にアンケートして「体を動かしたい」「13〜15時に実施して」などの希望を聞き、サロンの内容に取り入れた。
この日はメンバー4人に加え、学内の有志5人も運営に携わった。同市樽上町の市福祉センター「ハートピア」の高齢者サロンに通う70〜90代の約20人を同大のスクールバスで送迎し、スロープのある校舎を開催場所にするなど細かな気配りでもてなした。「どちらにお住まいですか」「上手ですね」などと会話をしながら、扇子にスイカや花火の絵を描いたり、手話を交えて「四季の歌」を一緒に歌った。同市土岐町の女性(93)は「若い人とかかわる機会は少ないので、楽しかった。何回でも来たい」とうれしそうだった。
学業が忙しく途中でチームを離れるメンバーもいたが、企画立案を担ってきた早川さんは「緊張もあったが、楽しんでもらえて良かった。若者らしさ、保育や栄養学を学んでいる私たちらしさをさらに出したい」と意欲を見せた。6月からチームに加入し、中心的に準備を進めてきた健康栄養科2年の古川友さん(19)は「来年は季節ごとに年4回開催したいが、私たちは本年度で卒業してしまう。後輩にどう引き継げるか」と課題も口にした。今回の反省点を生かし、12月には「クリスマスサロン」の開催を予定している。
(2017年8月17日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
同大の学生と中京学院大中京高校の生徒は昨年度から、地域の課題を見つけ、解決策を考える「地域活性化プロジェクト」を進めてきた。
サロンの運営を担った学生チーム「ぽちゃらいーず」は昨年の6月、同大短期大学部保育科2年(当時1年)の早川果穂さん(19)ら4人が設立した。瑞浪駅前や、市社会福祉協議会で聞き取り調査を行うなどして、市内に107ある「高齢者サロン」に着目し、「面倒を見るのも高齢者」「交通手段がない」などと問題点を指摘。100人以上にアンケートして「体を動かしたい」「13〜15時に実施して」などの希望を聞き、サロンの内容に取り入れた。
この日はメンバー4人に加え、学内の有志5人も運営に携わった。同市樽上町の市福祉センター「ハートピア」の高齢者サロンに通う70〜90代の約20人を同大のスクールバスで送迎し、スロープのある校舎を開催場所にするなど細かな気配りでもてなした。「どちらにお住まいですか」「上手ですね」などと会話をしながら、扇子にスイカや花火の絵を描いたり、手話を交えて「四季の歌」を一緒に歌った。同市土岐町の女性(93)は「若い人とかかわる機会は少ないので、楽しかった。何回でも来たい」とうれしそうだった。
学業が忙しく途中でチームを離れるメンバーもいたが、企画立案を担ってきた早川さんは「緊張もあったが、楽しんでもらえて良かった。若者らしさ、保育や栄養学を学んでいる私たちらしさをさらに出したい」と意欲を見せた。6月からチームに加入し、中心的に準備を進めてきた健康栄養科2年の古川友さん(19)は「来年は季節ごとに年4回開催したいが、私たちは本年度で卒業してしまう。後輩にどう引き継げるか」と課題も口にした。今回の反省点を生かし、12月には「クリスマスサロン」の開催を予定している。
(2017年8月17日 中日新聞朝刊東濃総合版より)