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イベント  2025.08.27

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皇学館大生が集大成企画展 参宮の今昔&伊勢舞台の歌舞伎テーマ

「絵でめぐる伊勢路」の展示を紹介する奥野さん=伊勢市の皇学館大佐川記念神道博物館で

「絵でめぐる伊勢路」の展示を紹介する奥野さん=伊勢市の皇学館大佐川記念神道博物館で

■神道博物館 学芸員課程の7人

 伊勢市の皇学館大佐川記念神道博物館で9月27日まで、地域の歴史や文化を紹介する二つの企画展が開かれている。お伊勢参りの歴史をたどる「絵でめぐる伊勢路~参宮の今昔~」と、伊勢が舞台の歌舞伎の演目をテーマにした「伊勢音頭恋寝刃(こいのねたば)~演じ続けられる際物~」。学芸員課程を履修する学生たちが、4年間の学びの集大成として企画した。(清水大輔)

 企画したのは、文学部国史学科4年の7人。学芸員資格の取得を目指し、1年時から博物館の意義や展示の手法などについて、講義や実習で学んできた。4年生による展示は毎年恒例で、今回で20回目。昨年秋から2班に分かれ、テーマの設定や展示品の選定、説明文の作成などに取り組んだ。指導に当たる小林郁(かおる)学芸員は「学生たちは学芸員という仕事の楽しさも、大変さも学べたはず」と話す。

 「絵でめぐる伊勢路」は、近世から近代にかけて移り変わるお伊勢参りの様子を、各時代の絵図など計16点の資料で紹介する。1930年に発行された観光ガイドブックは英語による説明も記されていて、当時から外国人旅行者が地域を訪れていたことがうかがえる。

 もう一つの企画展で取り上げた「伊勢音頭恋寝刃」は、江戸時代に古市の遊郭で実際にあった刃傷事件を扱った歌舞伎の演目。現在も歌舞伎役者たちが全国で披露するほか、地域の保存会でも上演されている。昭和期に役者たちによって演じられた時の写真や、保存会が所有する衣装、小道具など計24点を展示している。

 企画に携わった奥野侑里さん(21)は「地元の歴史や文化を知ってもらいたい。お伊勢参りをしたいと思ってもらえれば」と語り、若林祥吾さん(21)は「どんな資料をどこに置くか、手探りの状態から始まったので、達成感がある」と振り返った。

 入館無料で、時間は午前9時半~午後4時半(入館は午後4時まで)。土、日曜、祝日は休館だが、9月20、27日は開館する。(問)神道博物館=0596(22)6471

(2025年8月27日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)
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