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お知らせ  2025.08.29

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中京学院大 留学生の地域定着目指す 就業体験充実へ県倫理法人会と協定

協定書に署名した林学長(右)と上原会長=瑞浪市土岐町で

協定書に署名した林学長(右)と上原会長=瑞浪市土岐町で

 中京学院大(本部・中津川市)は2026年度、外国人留学生の地元就職を後押しし、地域への定着につなげる新たな教育プログラムの実施に乗りだす。27日には県倫理法人会(岐阜市)の加盟企業に留学生のインターンシップ(就業体験)を受け入れてもらう協定を同会と結んだ。(吉本章紀)

 新たな教育プログラムでは、日本語教育とインターンシップ、卒業後までを含めた就職支援を組み合わせ、留学生の地元就職を目指す。林勇人学長は「日本語力の向上、ビジネスマナーやビジネススキルなどの習得につながる」と期待を込める。

 協定は大学側が同会に依頼して実現した。インターンシップの受け入れを希望する加盟企業に同大が留学生を紹介し、各企業に合った柔軟な就業体験の内容を組み立てることを定めた。同大には現在18人の外国人留学生が在籍しており、今後35人程度にまで増やしたい考えだという。

 締結式は同大の瑞浪キャンパスで開かれ、林学長と同会の上原理恵会長が協定書に署名した。林学長は「東濃地域をはじめとした企業に就職し、活躍できる人を育成するのが目標。人口減少や働き手不足という問題に対し、大いに資する協定だ」と意義を強調した。

 同会は一般社団法人「倫理研究所」の県組織。県内企業など約1350社が加盟しており、協定によって多様な業種での就業体験につながることが期待される。

(2025年8月29日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
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