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スポーツ  2025.10.08

大学野球 愛知秋季L 愛工大首位名城大に勝利 野崎130球初完封

リーグ初完封を飾った愛工大・野崎=豊田市運動公園野球場で

リーグ初完封を飾った愛工大・野崎=豊田市運動公園野球場で

 愛工大、愛院大、中部大がそれぞれ勝ち点を獲得した。愛工大は開幕から首位を走っていた名城大に1-0で勝利。先発の野崎健太投手(4年・愛工大名電)が3回に挙げた1点を守り、リーグ戦初完封を飾った。愛院大は東海学園大に6-3で、中部大は中京大に4-1で快勝。この結果、優勝の可能性を残すのは名城大と愛院大の2校に絞られた。また、東海学園大の6位が確定した。

 愛工大1点リードの9回2死。130球目が右翼への飛球になると、野崎が両腕を突き上げた。「完封も勝ちの完投も初めて。昨日で王座(決定戦)にいけなくなってしまい、最終学年としてやっと責任が果たせたのかな」。喜びとホッとした思いが入り交じった。

 6日の名城大2回戦に敗れ、2位以内の可能性が消滅した。しかし、この勝利で最下位の可能性もなくなった。最終週は大学生活最後の試合。引退間近にようやくリーグ戦初完封をつかんだ。

 昨年まで背番号18はドラフト1位でヤクルト入りした中村優斗投手がつけており、「春までは自分がつけていいのかなと思っていた」という。しかし、「自分にできるのはゼロを並べること」と責任感を持ち続けた。そんな右腕の好投。平井光親監督は「今日のヒーローは野崎でしょ」とねぎらいの言葉を惜しまなかった。(石曽根和花)

▽3回戦(愛工大2勝1敗)
名城大 000000000|0
愛工大 00100000x|1
(城)伊藤達、天野-前田、大橋
(工)野崎-佐々木

▽同 同(中部大2勝1敗)
中京大 000000100|1
中部大 01100110x|4
(京)磯部、沢田-森瀬
(部)肥田、津波-羽生田
本塁打 高橋(部)、川瀬(京)

▽2回戦(愛院大2勝)
愛院大 000210120|6
東海学園大 210000000|3
(院)高田陽、石原和、河野-松村、東野
(海)加藤、小鹿-堀江、中村貫
本塁打 福本2(院)

(2025年10月8日 中日スポーツ4面より)
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