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お知らせ 2021.06.18
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県立大発ベンチャー 名古屋の企業初認定 神谷准教授が立ち上げ
県立大(長久手市)は、同大情報科学部の神谷幸宏准教授(51)が立ち上げた企業「センスコム合同会社」(名古屋市中村区)を、初めて同大発ベンチャーとして認定した。工場などで使う機械の故障を、自身が開発した「振動解析法」を応用して、事前に察知する技術を提供する。
県立大は、産学連携を目的に、大学の研究成果を事業化して地域に還元している企業を認定する制度を本年度から始めた。神谷准教授は、無線通信を専門にする。2017年以降、県内100社以上の中小メーカーから話を聞き、故障を未然に防ぐ予知保全につながる振動解析ソフトウエア「STARS」を開発した。工作機械などのセンサーにつないで、不具合を示す周波数の変化を従来よりも小さいものまで捉えられるのを強みとし、同社で販売していく。
久冨木原玲学長は「意欲を持って手を挙げてもらった。ぜひ大きく育ってほしい」と激励。神谷准教授は「地元の製造業に貢献したい。学生にも、機器の取り付けや解析など事業に関わってもらうことを考えており、自分たちが学ぶ技術の可能性を感じてほしい」と話した。
(2021年6月18日 中日新聞朝刊県内総合版より)
県立大は、産学連携を目的に、大学の研究成果を事業化して地域に還元している企業を認定する制度を本年度から始めた。神谷准教授は、無線通信を専門にする。2017年以降、県内100社以上の中小メーカーから話を聞き、故障を未然に防ぐ予知保全につながる振動解析ソフトウエア「STARS」を開発した。工作機械などのセンサーにつないで、不具合を示す周波数の変化を従来よりも小さいものまで捉えられるのを強みとし、同社で販売していく。
久冨木原玲学長は「意欲を持って手を挙げてもらった。ぜひ大きく育ってほしい」と激励。神谷准教授は「地元の製造業に貢献したい。学生にも、機器の取り付けや解析など事業に関わってもらうことを考えており、自分たちが学ぶ技術の可能性を感じてほしい」と話した。
(2021年6月18日 中日新聞朝刊県内総合版より)