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お知らせ 2025.05.08
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地域の多文化共生に対応できる教員育成 県立大、27年度から

あいち地域共創教員プログラムを発表した川畑学長(中)ら=名古屋・名駅の県立大サテライトキャンパスで
プログラムにより、外国にルーツを持つ児童生徒への教育支援の充実に加え、愛知や名古屋という地域や個人の特性から生み出される文化との共生も目指す。学生の学びの成果やアイデアを「ポートフォリオ」として蓄積し、資質や力量形成の評価に役立てる。
具体的な取り組みとして、県や名古屋市、協定を結ぶ長久手、瀬戸、尾張旭、日進の4市の教委と連携し、地域の学校など実際の教育現場で学ぶプログラムを実施。高校生に教員の魅力を伝える取り組みは今年の秋ごろから始め、大学入試でも総合型選抜で地域教員希望枠を導入する。
プログラムは文部科学省の「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」の指定を受けて行う。名古屋・名駅の県立大サテライトキャンパスで7日に開かれた発表会で、川畑博昭学長は「多文化共生について自分で考えて課題を特定し、地域と協力して対応できる教員の養成を大学の強みにしたい」と話した。
(2025年5月8日 中日新聞朝刊県内版より)