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イベント  2024.02.17

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県立大が栄でシンポ 起業の種は身近にある 高校生ら 思考や能力議論

アントレプレナーシップ教育シンポジウムで、リクルートの赤土さん(右端)の基調講演に聴き入る高校生ら=栄のナゴヤイノベーターズガレージで

アントレプレナーシップ教育シンポジウムで、リクルートの赤土さん(右端)の基調講演に聴き入る高校生ら=栄のナゴヤイノベーターズガレージで

 県立大(長久手市)は、起業家精神を養う「アントレプレナーシップ教育」のシンポジウムを栄のナディアパークで開いた。同大の教育プログラムに参加した高校生らが、起業に必要な思考や能力について意見を交わした。(土屋晴康)

 同大では昨年10~11月に4日間にわたって高校生向けの教育プログラムを実施。県内8校の生徒27人が、人工知能(AI)やロボットなどの最新技術を体験したり、県内企業を訪問したりして、起業にふれた。

 シンポジウムは12日にあり、リクルートの教育専門誌「キャリアガイダンス」の赤土(しゃくど)豪一編集長が「半径5メートルからはじまるアントレプレナーシップ」と題して基調講演。各分野で活躍する人々がささいな出来事をきっかけに起業したと紹介し、「手掛かりは身近に潜んでいる。日常の気づきから飛び出し、学びに変えていけるかが大事」と話した。

 主催した同大次世代ロボット研究所の村上和人所長が、教育プログラムの内容や成果について説明した後、参加した高校生たちが「起業した人の声を直接、聞けたのが良かった」「もともと興味があったが、より起業したいと思うようになった」などと感想を述べた。

 東海樟風高(東海市)3年の生徒(17)は「起業家の皆さんが楽しそうに仕事の話をするのを見て、いいなと感じた。起業も考えていきたい」と話した。

(2024年2月17日 中日新聞朝刊市民版より)

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