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学生活動  2020.12.09

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注意!!ニセ電話 啓発動画あの手この手 金城学院大 ○×クイズ

劇団GOMAのメンバーと動画を撮影する三井さん(左)=守山区の金城学院大で

劇団GOMAのメンバーと動画を撮影する三井さん(左)=守山区の金城学院大で

 県内では「年末の安全なまちづくり県民運動」の期間中で、ニセ電話詐欺の被害防止に重点が置かれている。名古屋市内では女子大生や区役所職員らが啓発動画を作成し、注意を促している。(鈴木凜平)

 インターネットを見ていたら警告画面が出てきた。書かれている連絡先にすぐ電話しないと…。「これは○でしょうか×でしょうか」。2日、金城学院大(守山区)で動画の撮影があり、コミュニティ福祉学科3年の三井優佳さん(21)が画面の向こうに問い掛けた。

 守山署員が脚本を作り、詐欺被害を防ごうと各地で寸劇を披露している千種区の「劇団GOMA(ゴマ)」らが出演した。○×クイズは三井さんの発案だ。

 三井さんは祖母が一人暮らしで、詐欺のニュースを見る度に「おばあちゃん大丈夫かな」と心配になっていた。講義の一環で地域の課題を調べることになり、詐欺をテーマに署と協力して動画を作ることにした。

 署員に助言をもらいながら三井さんが動画を編集し、DVDを高齢者福祉施設に配るほか、県警公式ユーチューブにも投稿する。「少しでもお年寄りの被害を減らせるように良い動画を作りたい」と話した。

■千種区 ニュース番組風

 千種区役所では、地域力推進室が動画「今日から始めよう特殊詐欺対策!」を作った。職員2人がニュース番組のようにデータを示しながら、ニセ電話詐欺の特徴を紹介している。

 データは警察庁の統計を基に、被害者の95%が「自分が詐欺に遭わないと思っていた」「どちらかといえば思っていた」と答えたことを紹介。電話は相手の顔が見えないため、自分の想像だけで話を進めて被害に遭う危険性を伝えている。区は11日から区内在住の高齢者限定で、固定電話に付けて相手の声を録音できる簡易型自動録音機を無料で配布する。(問)区地域力推進室=052(753)1821

(2020年12月9日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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