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お知らせ  2019.06.13

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「つみマスくみマス」 東濃ヒノキ製玩具「グッド・トイ」 東京のNPO評価 保育園で木育活用

「つみマスくみマス」を組み上げて遊ぶ園児=白川町黒川の黒川保育園で

「つみマスくみマス」を組み上げて遊ぶ園児=白川町黒川の黒川保育園で

 白川町産の東濃ヒノキを使った木製玩具「つみマスくみマス」が、子どもの五感を磨く優れたおもちゃとして、認定NPO法人芸術と遊び創造協会(東京)主催の「グッド・トイ2019」を受賞した。都内の東京おもちゃ美術館などでも展示されることになり、関係者は「多くの人に東濃ヒノキに触れてもらえる」と喜んでいる。(平井一敏)

 つみマスくみマスは、伝統工芸の木升をモチーフにした積み木で、組んだり積んだりして遊ぶ。建築材としての需要が減っているヒノキの活用を広げようと、町が大同大(名古屋市)やコンサルタント会社テイコク(岐阜市)と連携して昨年に開発した。町内の製材加工会社トーホーが製造、販売している。

 同賞は1985(昭和60)年に創設され、今年は全国の「おもちゃコンサルタント」の投票などにより45点が選ばれた。つみマスくみマスは「ヒノキの爽やかな香り、手に触れたときの滑らかさに心が落ち着く」「組み木の構造的な強度を体験でき、バランス感覚や数学的、物理学的思考が育まれる」などと評価された。

 受賞玩具は「グッド・トイ」マークをパッケージなどに表示でき、同協会のウェブサイトや全国各地の関連イベントでも紹介される。つみマスくみマスは町内5つの保育園で木育に活用されており、町の担当者は「町外の施設にも広まり、より多くの子どもたちに木との触れ合いを楽しんでもらえたら」と期待する。

 町などは現在、ダイニングチェアなどのヒノキ製家具の開発も進めている。担当者は「今後も官民一体となってさまざまな製品を編み出して、東濃ヒノキの魅力をアピールしていきたい」と力を込めた。

 つみマスくみマスは24個入りで税別3700円。色付きは1個につき120円増しとなる。トーホーや町内の道の駅などで販売している。(問)町農林課=0574(72)1311

(2019年6月13日 中日新聞朝刊可茂版より)

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