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イベント  2019.03.11

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斎王役に橋本さん(大紀出身) 子役は飛矢地さん(松阪) 明和で選考 6月のまつりへ意気込み

中保さんから檜扇を受け取る橋本さん(中)と、子ども斎王役の飛矢地さん(左)=明和町のいつきのみや歴史体験館で

中保さんから檜扇を受け取る橋本さん(中)と、子ども斎王役の飛矢地さん(左)=明和町のいつきのみや歴史体験館で

 明和町で6月1、2両日に開かれる「斎王まつり」の配役を決める選考会が10日、いつきのみや歴史体験館(同町斎宮)で開かれ、主役の斎王役に大紀町出身で愛知県立大3年、橋本茉奈さん(21)が選ばれた。

 斎王は平安時代などに天皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇族女性。選考会には書類選考を通過した県内外の20人が参加し、斎王役や内侍など女官役が全員に割り振られた。まつり実行委員や町長ら16人が斎王の知識や立ち振る舞いなどを審査して決めた。

 橋本さんは3回目の応募で初めて斎王役に選ばれた。配役発表の後、十二単(ひとえ)に着替えて、前斎王役の県職員、中保友里さん(27)=津市=から代々引き継がれてきた檜扇(ひおうぎ)を受け取った。橋本さんは「中学生の時に初めて斎王役を目にし、りんとした姿に憧れた。前任者たちに恥じないよう、堂々と演じたい」と話した。

 事前に抽選で選ばれた子ども斎王役の松阪市大宮田町の朝見小学校4年、飛矢地愛結(ひやちあゆ)さん(9つ)も一緒に登場し、「皆を笑顔にできるように頑張りたい」と話した。まつりでは参加者全員が平安装束に身を包み、100人以上で国史跡「斎宮跡」を練り歩く「斎王群行」に参列する。斎王役は1年間、まつりや町のPRも担う。(水谷元海)

(2019年3月11日 中日新聞朝刊広域三重版より)

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