HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > イベント
イベント 2018.03.09
この記事の関連大学
染付工芸 緻密に多彩に 瀬戸で研修生作品展
瀬戸染付工芸館(瀬戸市)研修生の作品展が8日、瀬戸市文化センター文化交流館1階ギャラリーで始まった。今春修了する明石朋実さん(27)=東区出身、瀬戸市在住=が、集大成の染付作品約30点を出品した。無料。11日まで。
磁器製の大皿や菓子器、小ぶりの酒杯などが並ぶ。染付工芸館の工房で、明石さんがロクロ成形から焼成まですべて手作りした。
青色の顔料を用いて白地の磁器に、キキョウやポピーを緻密に写実した作品や、模様をあしらった多彩な染付を紹介している。一部、染付工芸館指導員の大谷昌拡さんの作品もある。
明石さんは「使うところを想像しながら作品を見てほしい」と話している。
県立芸術大、同大学院で染付などを学び、2015年に入館。いずれも公募展の「第70回新匠工芸展」で伊砂利彦賞受賞、「第10回現代茶陶展」に入選するなど、精力的に活動してきた。
研修期間は最長4年だが、1月に長久手市の県立芸術大の教育研究指導員として教授らの助手を務めながら制作活動を続けていくことが決まり、この春に作家として新たな一歩を踏み出す。
明石さんは「今後も公募展に積極的に挑戦したい。その過程で制作と向き合うことで、自分の作家としてのカラーを見いだしていきたい」と話した。
開館時間は午前10時〜午後5時。(村松秀規)
(2018年3月9日 中日新聞朝刊なごや東版より)
磁器製の大皿や菓子器、小ぶりの酒杯などが並ぶ。染付工芸館の工房で、明石さんがロクロ成形から焼成まですべて手作りした。
青色の顔料を用いて白地の磁器に、キキョウやポピーを緻密に写実した作品や、模様をあしらった多彩な染付を紹介している。一部、染付工芸館指導員の大谷昌拡さんの作品もある。
明石さんは「使うところを想像しながら作品を見てほしい」と話している。
県立芸術大、同大学院で染付などを学び、2015年に入館。いずれも公募展の「第70回新匠工芸展」で伊砂利彦賞受賞、「第10回現代茶陶展」に入選するなど、精力的に活動してきた。
研修期間は最長4年だが、1月に長久手市の県立芸術大の教育研究指導員として教授らの助手を務めながら制作活動を続けていくことが決まり、この春に作家として新たな一歩を踏み出す。
明石さんは「今後も公募展に積極的に挑戦したい。その過程で制作と向き合うことで、自分の作家としてのカラーを見いだしていきたい」と話した。
開館時間は午前10時〜午後5時。(村松秀規)
(2018年3月9日 中日新聞朝刊なごや東版より)