協定書を掲げる伊藤市長（右）と間野学長＝２月２７日、美濃加茂市役所で

　美濃加茂市は、岐阜医療科学大（関市）と健康づくりや医療の充実、教育などさまざまな分野で連携する包括協定を結んだ。

　同大は市の健康イベントに協力し、教員による講演会や市民講座を開催。市は学生の看護実習の受け入れなどを進める。同大が来年４月に、可児市の名城大跡地に看護学部や薬学部を設ける予定であることから、美濃加茂市が連携を求めた。

　市役所であった締結式で、伊藤誠一市長と間野忠明学長が協定書に署名を交わした。伊藤市長は「健康な人を増やし、地域の発展や医療費の削減につなげたい」と期待。間野学長は「知識や医療技術を生かして市民の健康増進に役立ちたい」と述べた。（平井一敏）

（2018年3月8日　中日新聞朝刊中濃版より）