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中日新聞掲載の大学記事

2017.10.03

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屋形船から地層観察 木曽川で名経大が官民招き

 犬山市内久保の名古屋経済大は2日、市内の木曽川で地層の船上視察会を開いた。川べりに太古の地層が広がっており、名経大の犬山学研究センターは観光資源化の可能性を考える勉強会を開いてきた。今回は市観光協会と共催し、官民の約15人を招いた。(三田村泰和)

 視察したのは、木曽川うかいの周遊コースとほぼ同じ区域で、屋形船1隻を借り切って見て回った。一帯はかつて海底で、1億〜2億年前の中生代のプランクトンの化石を含む硬い岩石「チャート」の観察地として地学の専門家には知られている。

 講師を務めた名古屋大特任教授の足立守さん(71)は「分かりやすい形で層状チャートを見ることができる。チャートは犬山城や小牧城の石垣のほか、さらに古くは石器にも使われている。歴史と結び付ければ一般の人たちの興味を引くのでは」と話した。名古屋大博物館特任教授の高橋裕平さん(64)も周辺の山でも多彩な地層が見られると紹介した。

(2017年10月3日 中日新聞朝刊近郊総合版より)

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