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2013.12.16
全国大学ラグビー 朝日大の敗退決まる
ラグビーの全国大学選手権第5日は15日、東京・秩父宮ラグビー場などで2次リーグ第2戦8試合を行い、B組は流通経大(関東リーグ戦1位)と筑波大(関東対抗戦3位)が2連勝とした。
A組は史上初の5連覇を狙う帝京大(関東対抗戦1位)と大東大(関東リーグ戦3位)が2連勝。A、B組ともに22日の直接対決の勝者が来年1月2日の準決勝に進む。C組は明大(関東対抗戦5位)、D組は早大(関東対抗戦2位)がともに2連勝で首位。準決勝進出の望みを残す立命大(関西1位)を除く関西勢4校は敗退が決まった。
■甘さ 緩さ 地力の差
個人能力の差になすすべがなかった。関東の強豪、大東大に13トライを許し、14−87の大敗。2連敗で2次リーグ初出場となる朝日大の敗退が決まった。吉川監督は「生命線であるタックルをやり続けないと、太刀打ちできない」と緩慢だった守備を嘆いた。
1トライを奪うなど12点差に詰め、追い上げムード漂う前半27分が象徴的。敵陣深く攻め入る最中にボールを奪われるとタックルが入りきらず、簡単に守備陣の間を1人の選手に突破された。ボールはタッチライン際の相手ウイングに渡り、そのまま約50メートル独走。磯谷主将は「一人一人の強さが違う」と悔しがった。
「全国大会でこそ多くを学べる」と、初舞台で得る経験値の高さを強調する吉川監督。来季も見据え、残る関学大との試合を、単なる消化試合で終わらせない覚悟が必要だ。 (深世古峻一)
(2013年12月16日 中日新聞朝刊23面より)
A組は史上初の5連覇を狙う帝京大(関東対抗戦1位)と大東大(関東リーグ戦3位)が2連勝。A、B組ともに22日の直接対決の勝者が来年1月2日の準決勝に進む。C組は明大(関東対抗戦5位)、D組は早大(関東対抗戦2位)がともに2連勝で首位。準決勝進出の望みを残す立命大(関西1位)を除く関西勢4校は敗退が決まった。
■甘さ 緩さ 地力の差
個人能力の差になすすべがなかった。関東の強豪、大東大に13トライを許し、14−87の大敗。2連敗で2次リーグ初出場となる朝日大の敗退が決まった。吉川監督は「生命線であるタックルをやり続けないと、太刀打ちできない」と緩慢だった守備を嘆いた。
1トライを奪うなど12点差に詰め、追い上げムード漂う前半27分が象徴的。敵陣深く攻め入る最中にボールを奪われるとタックルが入りきらず、簡単に守備陣の間を1人の選手に突破された。ボールはタッチライン際の相手ウイングに渡り、そのまま約50メートル独走。磯谷主将は「一人一人の強さが違う」と悔しがった。
「全国大会でこそ多くを学べる」と、初舞台で得る経験値の高さを強調する吉川監督。来季も見据え、残る関学大との試合を、単なる消化試合で終わらせない覚悟が必要だ。 (深世古峻一)
(2013年12月16日 中日新聞朝刊23面より)