若い女性の視点をＪＲ岐阜駅高架下の商業施設「アクティブＧ」の利用者増加につなげようと、施設を運営する森ビル都市企画（東京）は、岐阜女子大（岐阜市太郎丸）と連携協定を結んだ。

　文化創造学部の浅野弘光教授のゼミに所属する２〜４年生２７人が、施設内の飲食店や雑貨店など４４店舗に聞き取り調査を実施。利用客の現状や施設への要望を聴く。さらに各店舗と連携し、仮装した子どもが家庭を回って菓子をもらう欧米の１０月の風習「ハロウィーン」にちなんだイベントの開催を目指す。

　浅野教授と学生たちは長良川鉄道で仮装パーティー列車を走らせるなどユニークな取り組みをしており、施設側が実績に目を付けた。協定締結式で、３年生の村瀬茉莉（まり）さん（２１）は「駅周辺に人が集まるような魅力ある企画をみんなで練り上げたい」と意気込みを語った。

　アクティブＧ運営室の吉岡正博室長は「年配の女性の利用者が多い状況。学生たちから新鮮な企画が楽しみ」と期待を寄せた。（小川慎一）

（2013年7月27日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）