教室に参加する親子と指導する蜂巣教授（左）＝名古屋市昭和区の南山大で

　小学生がプログラミングを体験する教室（中日新聞社主催）が７月２７日、名古屋市昭和区の南山大であった。県内の小学１～３年生２４人が参加した。小型端末に図柄を映したり、音を鳴らしたりできるプログラムを組んで基礎を学んだ。

　ボタンを押すと、グーチョキパーのアイコンが端末に表示されるじゃんけん作りにも挑戦した。同市平針南小１年の児童（７）は「最初は分からなかったけど、やっているうちに分かってきて楽しかった」と興味を深めた様子。講師を務めた南山大理工学部の蜂巣吉成教授は「身近なものを作ることを通して、プログラミングの楽しさを知ってもらいたい」と話した。

　教室は、「全国選抜小学生プログラミング大会」の県大会の作品募集に合わせて実施。９月３０日まで、県内の小学生らを対象に「みんなのみらい」をテーマにしたプログラミング作品を募っている。最優秀賞受賞者は、来年３月に東京で開かれる全国大会に出場する。（石山丈尊）

（2025年8月1日　中日新聞朝刊県内総合版より）