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中日新聞掲載の大学記事

2013.03.21

震災の記憶語り継ぐ 学生らが奉仕活動報告 東区

 東区代官町の名古屋キリスト教青年会(YMCA)で20日、発生から2年余が経過した東日本大震災の記憶と教訓を語り継ぐフォーラムがあり、被災地でボランティアを続けている学生らが活動を報告した。

 被災地を支援する名古屋YMCAが「忘れてはいけない、まだ出来ること」と題し、昨年3月に続いて企画。東海地方の学生と社会人、東北地方で活動する団体の60人が参加した。

 名城大ボランティア協議会の花山絢子さん(21)は、津波被害を受けた宮城県気仙沼市の離島・大島での支援を紹介。ホタテの養殖やツバキの手入れを手伝ったり、観光振興のためツアーを企画したりしていることを説明し、「みんなが意識を持って風化を防ぎ、現地のニーズに沿った支援を続けることが大事」と訴えた。

 宮城県で復興支援に取り組む仙台青葉城ワイズメンズクラブ(仙台市)の清水弘一さん(72)は、被災地の現状を「がれきは片付いたが、これから何をすれば良いのか、見通しが立たない状態だ」と指摘。参加者に「被災地を訪れ、物を買ってくれることが復興につながる。募金活動も続けてほしい」と求めた。(鈴木龍司)

(2013年3月21日 中日新聞朝刊市民版より)
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