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中日新聞掲載の大学記事

2012.10.16

愛知大学野球 愛院大V 打も磨き 全日程終了

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第7週第3日は15日、愛知県春日井市の春日井球場で1部の3回戦1試合を行い、全日程を終了した。愛大が延長14回、大島の右中間二塁打で2−1で愛産大にサヨナラ勝ちし、勝ち点3として、3位を確定。愛産大は最下位となり、11月3日から2部優勝校との入れ替え戦に臨む。

 14日に6季連続45度目の優勝を決めた愛院大と、2位の名商大が愛知・東海・北陸3連盟王座決定戦(26日から3日間・瑞穂)に進み、明治神宮大会の出場権を争う。

 最優秀防御率賞は愛院大波多野利彦投手が0.58で、最高打率の打撃賞は名商大の松ノ木大輔外野手が4割2分5厘で、それぞれ初めて獲得した。

■第1週から連敗 早朝特打で奮起

 出だしのつまずきで、ナインの目の色が変わった。安定した投手陣に加え、打力も磨いた愛院大が6季連続優勝。打てない反省を、その後の強さにつなげた。

 第1週、1部に復帰したばかりの愛産大に連敗。次の愛大には連勝したが、4試合で4点しか取れなかった。主将の田中は「守りの野球といっても、点を取らなきゃ勝てない。スイッチが入った」。毎朝午前5時半からの特打。野手の誰もが、練習後も寮で自主的にバットを振り続けた。

 14日の名城大との最終戦で4安打を放った主軸の浜内が「練習をしてきたから、自信を持って打席に立てた」と話したように、努力が打線を上向かせた。名商大との2回戦は16安打で12点を奪って快勝するなど、エースの萩原、台頭した波多野らの投手陣を野手がもり立てた。

 連敗後に全員で誓った8連勝を果たし、愛知・東海・北陸3連盟の王座決定戦に進む。「ここからが大事。浮かれていられない」と田中。全国優勝に向けて、バットを振り込む。(宇佐美尚)

◇春日井(愛大2勝1敗)
愛産大 00000000100000―1
愛大 00100000000001x―2
(延長14回)

▽14日
◇瑞穂(1勝1敗)
愛大 100020000―3
愛産大 03011000x―5
◇同(愛院大2勝)
愛院大 001000100―2
名城大 000000000―0

(2012年10月16日 中日新聞朝刊24面より)
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