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中日新聞掲載の大学記事

2010.09.12

愛知大学野球 愛大、中部大が先勝

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第2週第1日は11日、名古屋市の瑞穂球場で1回戦2試合を行い、愛大が3−2で愛工大、中部大が7−4で名商大にそれぞれ先勝した。

 愛大は1−1の4回、大島の右前適時打で勝ち越し。さらに押し出しで1点を追加した。永田が6回以降は立ち直り、競り勝った。

 中部大は1−1の3回、辻の左越え適時二塁打などで3点を勝ち越し。4回には寺村が右へ2点本塁打を放って突き放した。石川が9回の反撃をしのぎ、振り切った。

■今季初出場の末広が千金打 中部大4年

 出番がなかったうっぷんを晴らすような一打だった。1点を勝ち越した後の3回2死一、二塁。今季初出場の末広が右中間へ三塁打。貴重な2点を追加した。「空回りが心配になるほど気合が入った。でも、真っすぐを引きつけて打てた」と声が弾んだ。

 富山一高出の4年生。前週の愛工大戦3試合は、高校の後輩で1年生の中村に出番を譲っていた。「悔しかったけど、監督さんが決めること」。出場機会があることを信じ、黙々とバットを振り続けてきた。その成果が表れた。

 愛工大戦は勝ち点を落とした。打線が3試合でわずかに2得点と低調だった。善久監督の組み替えが的中。「あの三塁打でうちのペースになった」。起用に応えた4年生をたたえた。

 「春からずっと石川に迷惑をかけている」。エースに負担をかけないように連勝で勝ち点を取りにいく。 (東郷賢一)

◇瑞穂(愛大1勝)
愛工大 001010000―2
愛 大 00120000x―3

◇同(中部大1勝)
中部大 013210000―7
名商大 100000102―4
本塁打 寺村(部)

(2010年9月12日 中日新聞朝刊29面より)
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