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2021年4月新キャンパス誕生
お知らせ 2023.11.14
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「車載ネット」 新規格づくり 名工大と大同大が包括協定
自動車に積んだ多数の電子機器をつなぐ「車載ネットワーク」の新たな規格づくりを産学官で進める名古屋工業大(名古屋市昭和区)は13日、大同大(同市南区)と包括協定を締結した。車の電子機器から出る電磁波が別の機器に与える影響を研究する大同大とともに、光通信などで産業界に貢献することを目指す。
自動運転をはじめとする新技術が車に搭載されて車内の電子機器が増える中、各機器を有線でつなぐ超高速の光通信などの車載ネットワークが注目されている。名工大は2021年、未来通信研究センターを発足。世界の自動車で使われる日本発の車載ネットワークの新規格を業界団体とともに検討し、23年3月には車の部品が規格に適合するかを第三者として調べるテストハウスも完成した。
自動車の電子機器の出す電磁波が誤作動を引き起こせば人命に関わるため、テストハウスでは電磁波の影響の評価が重要になる。そこで名工大は、自動車の電磁波対策などに知見を持つ大同大に協力を求めた。
両大学は今後、他分野の研究や教育でも連携を模索する。名工大であった調印式で、木下隆利学長は「大同大との連携で地域の産業界に何倍も貢献したい」、大同大の渡辺慎一学長は「実学主義を発展させたい」と話した。 (鈴木凜平)
(2023年11月14日 中日新聞朝刊県内版より)
自動運転をはじめとする新技術が車に搭載されて車内の電子機器が増える中、各機器を有線でつなぐ超高速の光通信などの車載ネットワークが注目されている。名工大は2021年、未来通信研究センターを発足。世界の自動車で使われる日本発の車載ネットワークの新規格を業界団体とともに検討し、23年3月には車の部品が規格に適合するかを第三者として調べるテストハウスも完成した。
自動車の電子機器の出す電磁波が誤作動を引き起こせば人命に関わるため、テストハウスでは電磁波の影響の評価が重要になる。そこで名工大は、自動車の電磁波対策などに知見を持つ大同大に協力を求めた。
両大学は今後、他分野の研究や教育でも連携を模索する。名工大であった調印式で、木下隆利学長は「大同大との連携で地域の産業界に何倍も貢献したい」、大同大の渡辺慎一学長は「実学主義を発展させたい」と話した。 (鈴木凜平)
(2023年11月14日 中日新聞朝刊県内版より)