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学生活動  2023.09.14

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学生 身を守るすべ学ぶ 大同大 刃物持った侵入者の対応訓練

刺された学生を守るため、椅子を使って不審者との距離をとる学生ら=南区の大同大で

刺された学生を守るため、椅子を使って不審者との距離をとる学生ら=南区の大同大で

 南区の大同大で、構内に刃物を持った男が侵入したという想定で、対応訓練が開かれた。学生や職員が参加し、110番通報の仕方や身を守るすべを学んだ。

 同大は不特定多数が出入りすることから、初の不審者対応訓練を8日に実施した。県警機動隊による化学物質入り容器の撤去訓練もあり、大学関係者や警察官ら約60人が参加した。

 訓練では、不審者役の署員が、刃物を模した道具を持ち、「殺すぞ」などと怒声を上げながら、学生ホールに侵入し学生を襲撃。学生らは椅子を使って間合いを確保しながら仲間を救出。不審者が離れた隙に、110番した。職員も刺股などを使って、警察が到着するまでの時間を稼いだ。

 刺される役を演じた情報学部3年の進藤翔太さん(20)は「訓練だと分かっていても怖かった。実際には、逃げ道があれば一目散に逃げる」と話した。

 同署の小川典文地域課長は「対応が必要になることもありうるが、逃げられるなら逃げるなど危険を排除して、1秒でも早く通報してほしい」と呼びかけた。 (高橋信)

(2023年9月14日 中日新聞朝刊市民版より)

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