調理後の完成品を手に、食材キットを紹介する学生ら＝清須市のマックスバリュ清須春日店で

　稲沢市の名古屋文理大健康栄養学科の学生が、簡単に作れて野菜も取れるレシピの食材キットを作った。清須市のマックスバリュ清須春日店で、２７日まで販売している。

　食生活改善をサポートする県の事業「食の健康チャレンジプロジェクト」の一環で、後藤千穂教授のゼミの学生が毎年、家事や育児を休む記念日「主婦休みの日」（２５日）に合わせて企画している。今回で３回目。

　キットは「しめじと鮭のスープがけご飯」「焼き鳥缶の野菜蒸し」「野菜ましましクラムチャウダー」「もやしとツナの塩昆布あえ」「かぼちゃのピーナッツあえ」の５種類。どれも５分程度で、包丁を使わずに調理できる。また、１人前あたり７０グラム以上の野菜が取れるようになっている。

　開発に関わった同大４年の三田美優さん（２１）は「子どもや普段料理をしない人でも簡単に作れ、洗い物も少ないレシピにした。家族皆で試してほしい」と話した。キットは税抜き１９８～４５８円。（寺田結）

（2023年9月22日　中日新聞朝刊尾張版より）