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学生活動  2023.04.07

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犯罪 巻き込まれないで 大同大生、寸劇で呼びかけ

フィッシング詐欺の被害に遭う若者を演じた演劇同好会の部員=南区の大同大で

フィッシング詐欺の被害に遭う若者を演じた演劇同好会の部員=南区の大同大で

 南区の大同大で6日、女子新入生約150人を対象にした防犯セミナーがあった。演劇同好会の学生が寸劇を演じ、交流サイト(SNS)などでニセ電話詐欺の実行犯を募る「闇バイト」に加わったり、痴漢などの犯罪に巻き込まれたりしないよう呼びかけた。

 1人暮らしや電車通学といった新たな環境に身を置く中、防犯意識を高めてもらおうと、同好会と南署が連携して実施。部員4人が不審者対策や闇バイトのほか、偽サイトに誘導して個人情報や金銭をだまし取る「フィッシング詐欺」の手口など5種類の寸劇を演じ、署員が対策を解説した。

 社会問題になっている闇バイトでは、詳細を知らないままお年寄りの家を訪れ、封筒に入ったキャッシュカードをだまし取る若者らを熱演。ATMから金を引き出すよう指示され、警察官に逮捕される様子を紹介した。署員は「被害者は自分を責め、家族からも怒られてつらい思いをしている。安易に犯人側に立っていいはずがない」と訴えた。

 新入生の向井美帆さん(18)はSNSを使った犯罪に注目したといい「SNSはよく使うので、巻き込まれないように注意しようと思った」。同好会の4年芦木佑輔部長(21)は「演じることで防犯の意識が高まった。自分自身も闇バイトなどの甘い話には乗らないようにしたい」と気を引き締めていた。(坂本圭佑)

(2023年4月7日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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