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南海トラフに備え 患者対応訓練 医療避難所へ搬送想定 藤田医科大
南海トラフ地震の発生に備えた防災訓練が1日、東海地方を中心に各地であった。県内でも災害拠点病院や保健所など各機関で訓練が行われ、職員が災害発生時の初動対応を確認した。各地の災害派遣医療チーム(DMAT)と連動した訓練もあった。
(福本英司、高田みのり)
豊明市の藤田医科大では、教職員と学生の計840人が、医療避難所の運営や簡易トイレの設営などに取り組んだ。
医療避難所の開設と運営訓練では、被災者の入院受け入れ増加に伴い、退院間際だが帰宅困難な患者の避難所への搬送を想定。教室に39床を設けて避難所とし、患者役を入院病棟から移した。
防災テント5つと簡易トイレ12基も設置。広域災害を見据えて連携協定を結んでいる三重大、浜松医科大とオンラインで情報共有もした。このほか内閣府主催のDMAT訓練の一環として「トリアージ」も行った。
藤田医科大では今秋、全学生が防災士の資格取得を目指すカリキュラムが始まる。テント設営に取り組んだ医学部1年の樫森晴人さん(19)は「訓練を経験したので災害時にスピーディーに動ける。発生時に役立てるようになりたい」と話した。
(2022年10月2日 中日新聞朝刊県内版より)
(福本英司、高田みのり)
豊明市の藤田医科大では、教職員と学生の計840人が、医療避難所の運営や簡易トイレの設営などに取り組んだ。
医療避難所の開設と運営訓練では、被災者の入院受け入れ増加に伴い、退院間際だが帰宅困難な患者の避難所への搬送を想定。教室に39床を設けて避難所とし、患者役を入院病棟から移した。
防災テント5つと簡易トイレ12基も設置。広域災害を見据えて連携協定を結んでいる三重大、浜松医科大とオンラインで情報共有もした。このほか内閣府主催のDMAT訓練の一環として「トリアージ」も行った。
藤田医科大では今秋、全学生が防災士の資格取得を目指すカリキュラムが始まる。テント設営に取り組んだ医学部1年の樫森晴人さん(19)は「訓練を経験したので災害時にスピーディーに動ける。発生時に役立てるようになりたい」と話した。
(2022年10月2日 中日新聞朝刊県内版より)