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学生活動  2021.10.15

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名商大ビジネススクールの学生 SDGs 恵那で現地学習

森を散策しながらSDGsの取り組みを学ぶ学生ら=恵那市長島町のリコーえなの森で

森を散策しながらSDGsの取り組みを学ぶ学生ら=恵那市長島町のリコーえなの森で

 名古屋商科大ビジネススクールでMBA(経営学修士)の取得を目指す国内外の学生8人が14日、恵那市を訪れ、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)を巡る市内の事業所や学校の取り組みを学んだ。

 SDGsのうち、環境関連に着目した集中授業の一環。恵那市国際交流協会の協力で、昨年から同市長島町のリコーエレメックス恵那事業所敷地内の「リコーえなの森」で現地学習に励んでいる。今年は9月30日に名古屋市の丸の内キャンパスで持続可能性の概念を学び、この日の学習に臨んだ。

 授業を担当するゴイ・ホーチン教授らと恵那事業所を訪れた8人は、リコー本社の担当者からリモート形式でSDGsの取り組みを聞き、同社側や地域住民らでつくる「リコーえなの森中山道里山協議会」事務局の曽我広英さん(62)を講師に、森林保全や環境教育の実践例を学んだ。

 続いて、森を散策しながら協議会の森づくりの成果や現状を検討。360度の撮影が可能な同社製デジタルカメラの活用による情報発信など、環境教育の可能性を探った。散策後は恵那北中学校を訪れ、生徒や教員から環境教育の事例などを聞き取った。

 8人はえなの森の保全、活用などに関する提案内容をまとめ、12月9日の授業最終日に発表する予定。英国出身のサイモン・ピーター・クックさん(48)は「森の中で得たインスピレーションを大切に、より良いアイデアを提案したい」と話した。(長谷部正)

(2021年10月15日 中日新聞朝刊東濃版より)

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