感謝状を受けた広告研究会の学生と、贈呈式に出席した原作者の安藤さん（左端）ら＝守山区大森の金城学院大で

　金城学院大（守山区）のサークル「広告研究会」が、東海地方の名物や習俗をテーマにしたテレビアニメ「八十亀（やとがめ）ちゃんかんさつにっき」の主人公、八十亀最中（もなか）を起用して名古屋の魅力をＰＲする動画を制作し、アニメを放映しているテレビ愛知や製作委員会から感謝状が贈られた。

　同サークルは、新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた市内の観光、飲食業を応援しようと動画制作を企画。大須商店街など名古屋の名所を八十亀ちゃんのイラストと共に巡る動画や、アニメにも登場した赤みそを紹介する動画など７本を制作。今年１月から順次、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。

　感謝状の贈呈式は２９日に学内で開かれ、原作者の安藤正基さん（２９）も出席した。動画内で学生とコラボした安藤さんは「作品を取り上げてもらえてありがたい。学生と関わることで新しい刺激をもらえた」と笑顔で話した。感謝状を受けた研究会前会長の河竹真子さん（２１）は「コロナ禍で思うように活動できないこともあったが、諦めずにみんなで作りあげることができた」と喜んだ。（原隆介）

（2021年7月31日　中日新聞朝刊市民総合版より）