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お知らせ 2026.10.29
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子宮移植臨床研究 藤田医科大が申請 27年度にも開始

申請は26日付。生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者や病気で子宮を失った女性が対象で、出産を希望する20~30代の3人を公募する。子宮の提供者は、母親や姉妹など親族を想定している。
計画ではまず、子宮がない女性から採取した卵子に体外受精させた受精卵を凍結保存する。次に第三者からの子宮の移植を受けた後、受精卵を子宮に入れて妊娠、出産を試みる。
藤田医科大病院では今年6月、長年にわたって子宮移植を研究する木須教授を中心にワーキンググループが発足。臓器移植科や小児科など計20の診療科や部署の約40人が、子宮移植の安全性や有効性について検討を重ねてきた。
木須教授は28日、報道関係者に「子宮のない女性が子どもを持つ選択肢を増やすため、安全に技術を提供できるようにしたい」と話した。
子宮移植は、子宮がない女性に出産の道を開く医療技術として期待される一方、提供者の健康な身体にメスを入れることなどへの倫理的な課題も指摘されている。日本医学会は21年、提供者への十分な意思確認などを必須とした上で、少数に限って実施を容認する報告書をまとめた。
国内では25年2月、木須教授の前任校である慶応大で審査委員会が臨床研究の実施計画を承認したが、実施に至らなかった。
木須教授によると、子宮移植はこれまで、スウェーデンや米国など世界で150例以上実施され、80人以上の赤ちゃんが生まれたという。
(2026年10月29日 中日新聞朝刊1面より)