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お知らせ 2026.10.28
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修文大が技術習得支える新制度 卒業生が指導 看護の力育む

卒業生の看護師(左)から指導を受ける看護学科の学生ら=一宮市日光町の修文大学で
一宮市の修文大学看護学部は10月から、卒業生の看護師有志が、後輩の学生を指導する制度を新たに作った。その名も「シュウブン・ナーシング・アルムナイ・ピアーズ」。「同窓生の仲間」を意味する。在校生に具体的な将来像をイメージしてもらうとともに、卒業生も学び直しの機会としてもらうねらいだ。(児島恵美)
22日、大学であった授業に卒業生5人が参加した。いずれも今年3月に卒業して働き始めた新人看護師たちだ。この日のテーマはベッドメーキングとシーツ交換。看護の基礎となる大切な仕事で、寝たきり患者の場合、シーツにシワやよれがあると床ずれの原因になる。学生は卒業生からアドバイスを受けながら、作業中に腰を痛めない姿勢や、崩れにくいシーツの敷き方を学んだ。患者役に向けて「夜は眠れましたか」「シーツ引っ張りますね」と声かけもした。看護学科1年の青木瑠菜さん(19)は「先輩はてきぱき効率的に動いていた。距離感が近くて相談しやすい」と話す。卒業生は本年度は10~12月に計8回、1年生の看護技術の授業に参加する。
同学部では2年前、学内交流を図ろうと、上級生が下級生の技術習得を支える「ナーシング・ピアーズ」を取り入れた。空き時間を活用して、希望者が授業で学んだ実技をおさらいする。病院実習を経験した先輩から役立つ技術を学べるとあり好評。活動を発展させる形で、卒業生が学生を指導する「アルムナイ・ピアーズ」を始めた。
「看護師の養成だけでなく卒業生の支援にも力を入れたい」と相撲(すまい)佐希子学部長(60)。卒業生には後輩の指導を通して、看護の基礎に立ち返り、技術を磨いてもらうこともねらいだ。新人看護師の孤立や離職防止にもつなげたいという。
同大を卒業して藤田医科大病院で看護師として働く原涼香さん(23)は「いつでも戻って来られる母校は心のよりどころ」と話す。「学生時代と比べて患者さんの個性に応じて臨機応変に動けるようになった」と言い、授業を手伝うことで「(後輩たちに)技術に自信を持って実習に行ってほしい」と見守る。
来年度以降は診療技術を学ぶ授業など、卒業生の活動の幅を広げる予定。相撲学部長は「現役看護師の先輩の話を聞くと、病院で働くイメージも湧きやすいはず。病院とも連携し、実際の医療現場を意識した教育に力を入れたい」と話す。
(2026年10月28日 中日新聞朝刊尾張版より)
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