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学生活動  お知らせ  2020.01.16

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子供料理教室、街コン…アイデア光る 尾張旭市制50周年記念 金城学院大生「お祝い事業」プレゼン

プレゼンをする学生たち=守山区大森で

プレゼンをする学生たち=守山区大森で

 守山区の金城学院大の学生による尾張旭市制50周年記念の「市民お祝い事業」の企画提案のプレゼンテーションが9日、同大であり、学生ならではの内容が披露された。提案事業のうち、実現可能な事業については、市民お祝い事業として実施を検討していくという。(吉本章紀)

 プレゼンは、学生が学外から提示された課題に取り組むことを通してチームで学習する力や個々人のリーダーシップを養うことを目的とした講義「WLI(Women’s Leadership Initiative)」。同市は2017年度から講義に協力している。

 今回の課題は、市制施行50周年を盛り上げようと、同市が市民や団体などから募集している「市民お祝い事業」への提案で、昨年10月末に提示された。2年生の学生35人が6グループに分かれ、自ら企画、実施までを行うことを想定して、検討を進めてきた。

 この日は、市の幹部職員らも出席。提案には、同大准教授や学生の協力の下、小学1年生を対象に家族に感謝の気持ちを伝えることを目的にした「子供料理教室」のほか、市の特産品である「イチジク」に「禁断の果実」や「愛が実る」といった意味を見いだした街コンのようなイベントなど、学生ならではの新鮮な発想が光る内容もあった。

 会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムを使って尾張旭の魅力と認知度を高めることを狙った「#おわあさフォトコンテスト」では、事前アンケートに基づいて県森林公園での乗馬体験と消防署でのはしご車の乗車体験を賞品とし、広告費はクラウドファンディングでまかなうなど、具体的な事業計画にも踏み込んでいた。

 学生たちの提案を聞いた秋田誠副市長は「具体的な内容も数多くあり、市のPR方法など、厳しい指摘もストレートに言っていただけて感謝している。いずれも、社会に出てすぐに自信を持ってやっていけるレベルのすばらしいプレゼンテーションで感心した」と感想を話した。

(2020年1月16日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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