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学生活動  お知らせ  2020.01.16

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感性生かし政策提言 岡崎市若手職員と愛大生 発表会

市の課題に対する政策提言を発表する学生ら=岡崎市朝日町の福祉会館で

市の課題に対する政策提言を発表する学生ら=岡崎市朝日町の福祉会館で

 愛知大の学生と岡崎市の若手職員が、市の課題に対する政策を提言する発表会が15日、岡崎市朝日町の福祉会館で開かれた。

 市は約10年ごとに策定する市総合計画に若者の意見を取り入れようと愛知大と協力。学生ら43人と20代の市職員30人が、グループに分かれて「恋人の聖地の創出」や「女性の活躍を推進する働き方改革」などのテーマで政策を検討してきた。

 この日は学生らと、市職員のグループが、約120人を前に、それぞれの見解を発表した。同大4年市川剛大さん(22)のグループは市中心市街地の康生地区の活性化策を提案。「人口減少社会で公共投資には限界がある。民間投資を促すことが必要」などと指摘。起業を目指す人を、地元の商店主がサポートする仕組みなどを提言した。市川さんは「専門知識がないので調べるのに苦労した。政策として無理なことが分からないので、柔軟な提案ができたかな」と振り返った。

 若手職員は「若者の移住促進」などについて発表。地元企業と協力して若者の奨学金を負担する就労支援策や、まちの魅力を向上させる芸術都市の可能性を模索。市民や観光客の回遊を促す市の「QURUWA(くるわ)戦略」を活用し、中心市街地などに子どもや大学生、芸術家らのアート作品を展示し、まちをギャラリーにする案も示した。(鎌田旭昇)

(2020年1月16日 中日新聞朝刊西三河版より)

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