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お知らせ 2019.09.18
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長浜バイオ大 ゲノム編集研 来月設立 新たな知見 発掘に期待
長浜バイオ大(長浜市)は17日、ゲノム(全遺伝情報)編集技術を使った生物科学研究を担う「ゲノム編集研究所」を設立すると発表した。同大初の付属研究施設で、10月1日に開所する。同大の研究者5人が在籍し、研究の加速化と多分野の交流による新たな知見の発掘が期待される。
ゲノム編集技術は遺伝子のタンパク質の配列を改変する技術。栄養価の高い食用動植物を作り出せるほか、失った体の一部の再生治療など医療分野への応用も可能とされる。すでに肉厚のマダイなどがある。
研究所では、遺伝子の改編で形質が変化する仕組みや、改編による悪影響の有無などの基礎研究を行う。将来的には、新たな食用品種の開発などの応用研究も手掛ける方針で、研究所は企業などからの受託研究の受け皿にもなる。
17日は、蔡晃植(さいこうしょく)学長と研究所長となる山本博章教授らが長浜市内で記者会見した。研究所に入る研究者5人は、動植物のさまざまな分野を手掛けており、蔡学長は「研究員は少ないが、エキスパートが集まっている。他分野の研究手法の活用など、シナジー(相乗)効果が期待できる」と話した。(川添智史)
(2019年9月18日 中日新聞朝刊滋賀中日より)
ゲノム編集技術は遺伝子のタンパク質の配列を改変する技術。栄養価の高い食用動植物を作り出せるほか、失った体の一部の再生治療など医療分野への応用も可能とされる。すでに肉厚のマダイなどがある。
研究所では、遺伝子の改編で形質が変化する仕組みや、改編による悪影響の有無などの基礎研究を行う。将来的には、新たな食用品種の開発などの応用研究も手掛ける方針で、研究所は企業などからの受託研究の受け皿にもなる。
17日は、蔡晃植(さいこうしょく)学長と研究所長となる山本博章教授らが長浜市内で記者会見した。研究所に入る研究者5人は、動植物のさまざまな分野を手掛けており、蔡学長は「研究員は少ないが、エキスパートが集まっている。他分野の研究手法の活用など、シナジー(相乗)効果が期待できる」と話した。(川添智史)
(2019年9月18日 中日新聞朝刊滋賀中日より)