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学生活動  お知らせ  2019.09.19

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全国へ「より高精度ロボを」 金沢工大2チーム地区大会で上位入賞

走行体を見守る(左から)畑中勇樹さん、湯浅輝生さん、小坂和弘さんら=野々市市の金沢工大で

走行体を見守る(左から)畑中勇樹さん、湯浅輝生さん、小坂和弘さんら=野々市市の金沢工大で

 金沢工業大(野々市市)の2チームが、京都市で15日にあった車輪の付いたロボットで速度などを競う「ETロボコン」の関西地区・北陸地区合同大会で上位入賞し、11月に横浜市で開かれる全国大会に出場する。

 上位入賞したのは、同大の学生でつくるプロジェクトチーム「組込ソフトウェア」の2チーム。28チームが出場したデベロッパー部門プライマリークラスでチーム「ブロブフィッシュ」が優勝、チーム「朧月(ろうげつ)」が3位だった。

 ETロボコンは、車輪の付いたロボット「走行体」を黒い線に沿って走らせ、速度のほか、ソフトウエアの完成度を競う。走行体はどのチームも共通で、いろいろな状況に対応できるソフトウエアを作れるかが勝敗の鍵を握る。

 コースは幅5.4メートル、奥行き3.6メートルで、5カ所のゲートを順番に通過させるルール。「シーソー」や「ルックアップゲート」と呼ばれる「難所」もある。

 深海魚に由来する「ブロブフィッシュ」の畑中勇樹さん(20)は「ソフトウエアを作っても、本番は不確定要素があるので調整に難航した」と話す。難所対策を担当した湯浅輝生(てるき)さん(19)は「センサーの精度が良くないので、反応が遅れないように調整した」、小坂和弘さん(19)は「全国大会ではさらに精度を高めたい」と意欲を見せている。 (吉田拓海)

(2019年9月19日 北陸中日新聞朝刊金沢総合版より)

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