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学生活動  2019.04.18

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名文理大・浅野さんデザイン 稲沢のジャム、漬物パッケージ 購入客らに好評

2商品のパッケージを一新した浅野さん=稲沢市の名古屋文理大で

2商品のパッケージを一新した浅野さん=稲沢市の名古屋文理大で

 名古屋文理大(稲沢市稲沢町)のフードビジネス学科3年、浅野雅貴さん(20)=岐阜県多治見市=が、地元農家が販売する農産物加工品のパッケージを手掛けた。農家や購入客からも好評で、「自分が考えたデザインの商品を買ってもらえるとうれしい。将来の良い経験になった」と充実感をにじませている。(牧野良実)

 稲沢市西溝口町の「富産園植物場」が栽培・加工した割り干し大根を使った漬物「ハリハリ漬け」と、ブルーベリーに似た果実ジューンベリーを使ったジャムのパッケージを担当。大学と同市が連携して初めて実施した。

 浅野さんは昨年6月ごろから農家の要望を聞き、ほぼ何も貼られていなかったパッケージを一新。スーパーに通い、文字の配置やデザインを勉強するなどして農家に何度も提案した。試行錯誤の末、12月に完成させた。「手に取ってもらえるかが大事」と、ジャムは丸みを帯びた文字でかわいらしく、ハリハリ漬けは黒地に白抜きの筆書きしたような文字で印象に残るよう仕上げた。市内の催しでも販売され、購入客からは「商品の格が上がった」と好印象。富産園植物場の平野和子さん(70)も「私たちには思い付かない色合いで見違えるようになった」とお気に入りの様子だ。

 将来はデザインに関わる仕事がしたいという浅野さんは「組み合わせが自由自在で面白かった。次はお菓子のパッケージやイベントの宣材ポスターなども手掛けてみたい」と意欲を見せている。

(2019年4月18日 中日新聞朝刊尾張版より)

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