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イベント  2018.09.26

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重力で坂下り めざせ日本一 岡崎で30日 四輪車大会

車両を組み立てる刈谷工業高の部員ら=刈谷市の同校で

車両を組み立てる刈谷工業高の部員ら=刈谷市の同校で

 四輪車の重力のみで坂を下り、タイムを競う「全日本ダウンヒルダービー選手権大会」が30日、岡崎市の愛知産業大で開かれる。距離や重量などでAグループとCグループに分かれ、中部地方の高校生から60代までの13チームが参加。両グループに出るチームもある。今年で20回目。(鎌田旭昇)

 ダウンヒルはエンジンなどの動力や手で押すなどの人力も使わない。ブレーキで停止した状態から解除してスタート。大会ではAグループは200メートル、Cグループは300メートルの坂を駆け降りて、100分の1秒単位でタイムを競う。

 車体は鉄製。長さ220センチ以下で、幅は90〜160センチなどサイズに規定がある。最高時速60キロほどにもなる。ほぼ直角のカーブもあり、ブレーキやハンドリングなどドライビングテクニックも重要だ。Aグループは車体の重さが40キロ以下に制限され、Cグループは車体だけでなくドライバーやヘルメットなどの総重量を140キロ以下にする規定がある。

 強豪チームの一つ、刈谷工業高校の自動車部では22日、大会に出場する車体の製作に熱がこもっていた。部員は6人。8月に昨年Cグループで優勝した車体を引き継ぎ、改良に取り掛かった。

 この日は製作してきた部品を車体に取り付けた。「あれ、間違えてる」とある部員が指摘すると、車体の底の高さが大会規定よりも低く重量も少しオーバー。設計段階での計算ミスが発覚。部品も作り直す。部員たちは大会を目前にして苦戦している様子だった。部長でCグループの運転もする2年の野本崇馬さん(16)は「みんなで力を合わせて作った車。ガンガン飛ばしてぶっちぎりで優勝したい」とやる気十分だ。

(2018年9月26日 中日新聞朝刊西三河総合版より)

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