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イベント 2018.11.26
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愛産大 AI活用の新学科 来春開設 あす大須で披露会 スマートデザイン学科
愛知産業大(岡崎市)は来年4月、人工知能(AI)を活用した専門的なデザインを学べる「スマートデザイン学科」を開設する。27日午後3時から名古屋市中区の大須演芸場で、AIの可能性を落語で紹介するユニークな新学科お披露目会が開かれる。
新設学科は愛産大デザイン学科を改編し、「AIをデザインの現場で活用できるクリエーター養成」を目指す。近年発達がめざましいAIなどの情報技術をデザイン分野に取り入れ、新たな企画・計画・設計が提案できる人材を養成することが目標だ。6月に文部科学省から認可された。定員は70人の予定。
学科長の宇井朗浩教授(60)は「AIは人間から仕事を奪うという議論が起こることが多い。けれど私たちが考えるのは、人に寄り添うAIだ」と強調。「AIは個々のニーズ(要請)に応えたり、生活を見守ってくれたりする『相棒』のような存在になり得る」とも話す。
例えば「味のデザイン」。被験者に飲料を何種類か飲んでもらい、その人が「おいしい」と感じる傾向をAIで分析し、被験者が好みそうな新しい飲料を提案したりアドバイスする−。このようなデザインをするには、人間が何を欲しているのかを知ろうとすることも欠かせない。「自分や身近な人々が欲しい物を、AIを駆使したアイデアでデザインしてみたい」と思う学生にぜひ来てほしいと宇井教授は呼び掛ける。 (細谷真里)
(2018年11月26日 中日新聞朝刊県内版より)
新設学科は愛産大デザイン学科を改編し、「AIをデザインの現場で活用できるクリエーター養成」を目指す。近年発達がめざましいAIなどの情報技術をデザイン分野に取り入れ、新たな企画・計画・設計が提案できる人材を養成することが目標だ。6月に文部科学省から認可された。定員は70人の予定。
学科長の宇井朗浩教授(60)は「AIは人間から仕事を奪うという議論が起こることが多い。けれど私たちが考えるのは、人に寄り添うAIだ」と強調。「AIは個々のニーズ(要請)に応えたり、生活を見守ってくれたりする『相棒』のような存在になり得る」とも話す。
例えば「味のデザイン」。被験者に飲料を何種類か飲んでもらい、その人が「おいしい」と感じる傾向をAIで分析し、被験者が好みそうな新しい飲料を提案したりアドバイスする−。このようなデザインをするには、人間が何を欲しているのかを知ろうとすることも欠かせない。「自分や身近な人々が欲しい物を、AIを駆使したアイデアでデザインしてみたい」と思う学生にぜひ来てほしいと宇井教授は呼び掛ける。 (細谷真里)
(2018年11月26日 中日新聞朝刊県内版より)