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イベント  2018.05.30

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八丁味噌GI登録再考を 岡崎の市民ら 国に求める署名活動

愛知産業大学長=写真右から2人目

愛知産業大学長=写真右から2人目

 国の地理的表示(GI)保護制度への「八丁味噌(みそ)」の登録から岡崎市の老舗2社が外れた問題で、同市の有志団体「岡崎の伝統を未来につなぐ会」は29日、国に登録の見直しを求める署名運動を始めた。

 同市では岡崎城から西に八丁(約870メートル)の地で江戸時代から「まるや」「カクキュー」の屋号で知られる2社が八丁味噌を生産している。会は「岡崎の風土や文化に根付いた伝統食品を守ろう」と、市内の4大学の学長や岡崎商工会議所の会員ら約40人で4月に設立した。

 この日は名鉄東岡崎駅前で会員10人が市民らに署名を呼び掛けた。代表の堀越哲美・愛知産業大学長は「自然発酵させるのが本来の八丁味噌。風土性を生かした食品を守っていく必要がある」と強調。既に認められた愛知県味噌溜●油工業協同組合(県組合)の登録に対しては「名称を豆みそなどに変更を求めたい」と述べた。

 GIは風土や伝統に根差した農産品を国が保護する制度。八丁味噌の登録では当初、岡崎の2社でつくる八丁味噌協同組合と県組合が申請。両組合は製法や生産地について異なる主張をしていたが、昨年12月に県組合の登録のみが認められた。会は今後、県内各地やインターネットなどで署名を集め、農林水産省に提出する。(問)岡崎商工会議所=0564(53)6161

(森田真奈子)

※●は酉へんに將

(2018年5月30日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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