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お知らせ  2018.06.29

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じゃんけん確率など 外部講師が独特講座 大垣桜高でキャリア・ゼミ

生徒たちに話し掛けるクレア准教授(左)=大垣市の大垣桜高で

生徒たちに話し掛けるクレア准教授(左)=大垣市の大垣桜高で

 英語など基本科目を外部講師に学ぶ高校1年生向けの授業「キャリア・ゼミ」が27、28日の両日、大垣市墨俣町の大垣桜高校で開かれた。

 英語、数学、国語の3科目。同校で学ぶ家庭や福祉分野の専門科目だけでなく、基礎的な科目にも興味を持って学んでもらおうと初めて開催。1年生全員が授業を受けた。

 初日は国語と英語、2日目は英語と数学の講座を開講。競技かるたを通じて小倉百人一首の魅力を学ぶ国語や、教諭2人のじゃんけんを集計して確率の高いパターンを割り出す数学の授業など、独特な講座が10クラスに分かれて展開された。

 岐阜聖徳学園大(岐阜市)のテイラー・クレア准教授は、日本語と英語の擬音語、擬態語の違いや、語尾で韻を踏んだ面白い表現を紹介。日本ではあいさつで日常的に使う「バイバイ」が英語では子どもっぽい表現になるなど、言葉の微妙な意味合いの違いを説明すると、生徒たちは驚きの声を上げていた。

 クレア准教授の授業を受けた女子生徒(15)は、ほぼ英語で展開される授業に「難しい」と苦笑い。同級生と解釈を話し合いながら「日本と全然違うんだな」と驚いていた。(服部桃)

(2018年6月29日 中日新聞朝刊西濃版より)

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