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学生活動  2018.02.17

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外国籍の子「未来マップ」 中京大生制作 受験や就職 仕組み紹介

外国籍の子どもの進学や就職の情報をイラストで分かりやすく一覧にした「みんなの未来マップ」=名古屋市中区の中日新聞社で

外国籍の子どもの進学や就職の情報をイラストで分かりやすく一覧にした「みんなの未来マップ」=名古屋市中区の中日新聞社で

 外国籍の子どもらを支援しようと、中京大総合政策学部の学生が、高校受験や就職の仕組みなどを図で一覧にした「みんなの未来マップ」を制作した。イラストを多く使った分かりやすい構成で、子どもたちの活躍を後押しする。 (池内琢)

 マップはA1判。尾張旭市の福岡弘起さん(23)や三重県松阪市の広田一希さん(22)ら同大総合政策学部の学生4人が、ソーシャルビジネスを研究する中で、本年度の卒業制作として取り組んだ。

 製造業が盛んな東海地方で産業の担い手として外国人が多く暮らす現状に注目したのがきっかけだ。メンバーらは、名古屋市港区のNPO法人「まなびや@KYUBAN」など外国人生徒を支援する団体などでボランティアをする中で、外国籍の子どもやその親に聞き取りを続けた。

 メンバーが話し合い、課題として浮かび上がったのは、全日制や定時制といった高校の受験制度について外国籍の親らの理解が進んでいないこと。県がまとめたガイドブックは外国人を支援する日本人向けで、文字ばかり。「もっと分かりやすく伝えられないか」。福岡さんらは県内に住むベトナムやブラジルなど18〜30歳の外国人の“先輩”にインタビューし、イラストを使って1枚のマップにすることにした。

 日本の学校には修学旅行や文化祭などの行事があることや、高校卒業後の進路には大学だけでなく、短大や専門学校など複数の選択肢があり、学費にも差があることなどを一覧で分かるようにした。マップに掲載したQRコードをスマホで読み込めば、インタビューした外国人のアドバイスも聞くことができる。

 マップは60部つくり、18日午前10時から名古屋市中村区の名古屋国際センターである完成披露会で配る。参加費は1000円。

(2018年2月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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