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中日新聞掲載の大学記事

2017.08.16

炭素繊維複合材の優れた研究を表彰 3大学と中部の試験場

 国内での炭素繊維複合材の普及に向けて、名古屋、岐阜、金沢工の3大学と中部地方の公設試験場などでつくる「コンポジットハイウェイコンソーシアム」は本年度、優れた生産技術や製品を表彰する制度を創設した。10月20日まで企業からの参加を募っている。

 炭素繊維は自動車や航空機分野で需要が拡大しており、素材の段階では日本メーカーが約6割の世界シェアを握る。だが製品などの段階になると、1割程度しかシェアがない。そこで中部の産官学が連携し、炭素繊維複合材の産業集積を進めようと、2014年にコンソーシアムが誕生した。

 表彰制度は、研究開発などを促す一環で新設した。対象となるのは、売上高が1000億円以下の中堅・中小企業。成形技術や製品など計4部門を設け、書類審査などを経て、各グランプリと準グランプリを決める。

 希望する企業は名古屋産業科学研究所のホームページから応募書類をダウンロードし、同所にEメール(senryaku@nisri.jp)で応募する。問い合わせは同所=電052(783)1255=へ。

(2017年8月16日 中日新聞朝刊7面より)
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