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中日新聞掲載の大学記事

2015.08.26

医療通訳・臓器移植コーディネーター 藤田衛生大 コース新設

 藤田保健衛生大(愛知県豊明市)は25日、来春から大学院保健学研究科に医療通訳と臓器移植コーディネーターを養成するコースを新設する方針を明らかにした。養成コースの設置は全国的にも珍しいという。12月に文部科学省に届け出る予定で、定員は各コース2〜4人ほどの見込み。

 医療通訳は、2020年の東京五輪に向けて訪日外国人の増加が見込まれることから、政府も対策に力を入れている。病院の受付や病棟での看護師と患者のやりとり、医師による治療の説明を想定し、英語や中国語などで通訳できる人材を養成していきたい考えだ。

 臓器移植コーディネーターは、臓器提供をするドナー家族の支援や提供の承諾を取る役割と、移植を受ける側の支援をする2つの役割がある。現在、日本臓器移植ネットワークに所属したり関係学会の認定を受けたりした看護師らが担っているが、移植にまつわる医学的な知識や倫理問題などを体系的に学習する機会が少ないことから養成コースの設置を決めた。

(2015年8月26日 中日新聞朝刊32面より)

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