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2009.03.15
正しい靴の履き方紙芝居で覚えてね 留め具しっかりけが防止
金城学院大環境デザイン科(守山区)の学生13人が、昨秋から保育園児の足のけが防止を目的に正しい靴の履き方を教えている。取り組みは、医療用の靴の研究・開発などを目指している日本整形靴技術協会学術大会で評価され、審査員特別賞を受賞した。 (中村禎一郎)
金城大生、保育園で指導
中心となっているのは、4年の田中実希さん(22)と田中千晶さん(22)。靴の研究をしている片瀬真由美教授の指導を受けながら昨年9月から昭和区の私立駒方保育園で始めた。
学生らはまず園児70人の靴の履き方を調査。その後、正しい履き方を説明する紙芝居を用意し、園児らの前で披露した後、1月に再調査。靴の留め具をしっかり使う4、5歳児が30人から39人に増加。留め具を使わない4、5歳児は12人から6人に半減していた。
反対に3歳児では留め具を使う園児が15人から12人に減少。留め具を使わない園児も5人から11人に増えていた。学生らは「年齢によって紙芝居の理解度に差があるのでは」とみている。
実希さんと千晶さんは「今回の取り組みをきっかけに、子どもの足に目を向けてほしい。全国の子どもの足が健康になれば」と期待を込める。今後は、後輩たちが引き継ぐ予定だ。
靴に詳しい塩之谷整形外科(豊橋市)の塩之谷香副院長は「子どもの足の痛みやねんざの原因が靴にある例も多い。きちんと履くことを習慣にするのは非常に大切」と話している。
(2009年3月15日 中日新聞朝刊市民版より)
金城大生、保育園で指導
中心となっているのは、4年の田中実希さん(22)と田中千晶さん(22)。靴の研究をしている片瀬真由美教授の指導を受けながら昨年9月から昭和区の私立駒方保育園で始めた。
学生らはまず園児70人の靴の履き方を調査。その後、正しい履き方を説明する紙芝居を用意し、園児らの前で披露した後、1月に再調査。靴の留め具をしっかり使う4、5歳児が30人から39人に増加。留め具を使わない4、5歳児は12人から6人に半減していた。
反対に3歳児では留め具を使う園児が15人から12人に減少。留め具を使わない園児も5人から11人に増えていた。学生らは「年齢によって紙芝居の理解度に差があるのでは」とみている。
実希さんと千晶さんは「今回の取り組みをきっかけに、子どもの足に目を向けてほしい。全国の子どもの足が健康になれば」と期待を込める。今後は、後輩たちが引き継ぐ予定だ。
靴に詳しい塩之谷整形外科(豊橋市)の塩之谷香副院長は「子どもの足の痛みやねんざの原因が靴にある例も多い。きちんと履くことを習慣にするのは非常に大切」と話している。
(2009年3月15日 中日新聞朝刊市民版より)