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中日新聞掲載の大学記事

2008.12.19

「真のドラゴンズファンは外野席に」 中京大が意識調査報告会

 中日ドラゴンズのファンを対象に中京大が実施した意識調査の報告会が18日、名古屋市内であり、学生らがファンの求めているサービスなどを球団側に提案した。

サービス向上など 球団側に提案

 同大の村上隆教授(心理学)と学生5グループが、6月7日にナゴヤドームであったプロ野球セ・パ交流戦のドラゴンズ−北海道日本ハム戦で調査を行い、訪れた観客1014人から回答を得た。それを基にチームイメージやナゴヤドームの観戦環境、観客層などについて分析した。

 ドームでの観戦に満足と回答したのは全体の77%に上ったが、30−50代の満足度が比較的低めだった。座席区分とプロ野球への関心度の関係では「真のドラゴンズファンは、チケット代の安い外野席に多い」と結論づけた。

 また、「応援に来るかどうかは、成績に左右されない」との回答が全体の8割を超え、ファンのチームへの愛着度の高さがうかがえた。

 調査結果から、チームとファンの距離を縮めることの必要性や、特に外野席のファンを対象にしたサービスの向上などを提案した。

 調査は同大のドラゴンズプロジェクトの一環で、3年目を迎えた。球団側も調査結果を運営の参考にするという。(山田祐一郎)

(2008年12月19日 中日新聞朝刊県内版より)
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