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中日新聞掲載の大学記事

2014.03.22

高さ2メートルロボ鉄人10号 愛工大生製作きょう瀬戸に“見参

 人気アニメ「鉄人28号」にちなんだロボット作りに取り組む愛知工業大(豊田市八草町)工学部の古橋秀夫教授の研究室で学ぶ4年生10人が、大型の二足歩行ロボット「鉄人10号」を完成させ、22日に大学で一般公開する。高さ2メートル、重さ200キロの巨体が自在に動く姿は迫力十分だ。 (河北彬光)

 研究室の学生はアニメの中で躍動する鉄人28号を「学生自らの手で作ろう」と目標を掲げ、2003年から次々と新たなロボットを生み出している。

 22日は大学に近い瀬戸市の「愛・パーク」で開かれる開園5周年記念イベントに学生たちが出展。会場から徒歩5分の大学まで来場者を案内し、研究室にある鉄人10号の動作を披露する。イベント会場では過去に作った二足歩行の「鉄人9号」や水中を泳ぐロボットも出展する。時間は午前10時〜午後4時。無料。

 通算10体目となる鉄人10号は二足歩行機能や過去最大の大きさに加え、胴体部分が滑らかに動くのが特徴。6つのモーターを胴体の中に搭載することで、より自然な動作を実現した。すべての動きは無線コントローラーで操ることができ、ボタンを押せば両腕からパンチも繰り出す。

 昨年5月に製作を始め、設計やアルミ板などを加工する作業、プログラミングまで、工程のほとんどを学生たちで手掛けた。12月はロボット同士を戦わせる民放の特番に出演させ注目を浴びた。

(2014年3月22日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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