進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2014.03.07

南山大・安田教授あす最終講義 浄瑠璃や歌舞伎研究

 近世芸能や名古屋の伝統文化の専門家として知られる南山大人文学部の安田文吉教授(68)が、今月末で同大を退任することになり、最終講義が8日午後1時から、名古屋市昭和区の同大名古屋キャンパスG30教室で開かれる。入場無料で誰でも受講でき、事前申し込みも不要。

 安田教授は同市熱田区出身。名古屋大博士課程を修了し、1977年に南山大講師に就いた。以来36年間にわたり浄瑠璃や歌舞伎といった近世芸能などの日本文化を研究。主な著書に「芸処(げいどころ)名古屋を訪ねて」「歌舞伎入門」などがあり、2005年からは、学生を指導して学生歌舞伎も上演してきた。

 最終講義のテーマは「南山大学と私」。近世芸能や名古屋の文化などを解説するほか、地元の人たちとの思い出などを語る。同大管弦楽団の演奏もある。

 安田教授は「自由に研究をやらせてもらった大学や、お世話になった地域の人たちに感謝を示す最終講義にしたい」と話している。(坪井千隼)

(2014年3月7日 中日新聞朝刊県内総合版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ