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中日新聞掲載の大学記事

2014.03.05

身近な自然見直す機会に 津田学園小4年 川の環境調査を発表

 桑名市の津田学園小学校の4年生が1年かけて学校近くの川の環境について調べた成果を、環境省主催のフォーラムで発表した。入賞は逃したものの、身近な自然に目を向け、これからの生活のあり方を考える機会となった。(渡辺聖子)

 フォーラムは今年11月のESD(持続可能な開発のための教育)ユネスコ世界会議に合わせ、2月に東京で開かれた。津田学園小は四日市大エネルギー環境教育研究会(四日市市)の支援を受けて応募し、フォーラムで発表する全国10団体の1つに選ばれた。

 児童たちは総合学習の時間に嘉例川(かれがわ)の様子や生息する動植物を調査。壁新聞を作るなどして成果をまとめた。フォーラムでは代表で水谷満良乃(みらの)さんと武藤柚紀乃(ゆきの)さんの2人が発表。大人に向けて「ごみを捨てないで」「川や森をなくさないで」とメッセージも発信した。

 武藤さんは「調査では普段見られない生き物に出合え、いい経験になった」、水谷さんは「これからも環境に関することに取り組みたい」と話し、四日市大教授でエネルギー環境教育研究会長の新田義孝さんは「子どもたちが主体的に取り組んだという観点から見ると、断トツに良かった」と振り返った。

 児童は川の生き物が登場するオリジナル劇も製作。今月1日の保護者向け学習発表会で上演した。

(2014年3月5日 中日新聞朝刊北勢版より)
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