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中日新聞掲載の大学記事

2013.12.22

全日本レスリング 宮原2年ぶりV 女子51キロ級

 レスリングの全日本選手権は21日、東京・代々木第二体育館で開幕し、男子フリースタイルの55キロ級は森下史崇(日体大)が決勝で稲葉泰弘(警視庁)にテクニカルフォール勝ちし2連覇した。

 84キロ級決勝は松本篤史(ALSOK)が昨年覇者の松本真也(警視庁)に勝って2年ぶり2度目の頂点に立った。1回戦で史上初の親子対決が実現し、白井勝太(東京・帝京高)が父の白井正良(福井ク)に圧勝した。

 120キロ級は荒木田進謙(警視庁)が2年ぶり4度目の優勝を果たした。

 男子グレコローマンスタイルは55キロ級で田野倉翔太(クリナップ)、60キロ級で倉本一真(自衛隊)がともに2年連続2度目の日本一。ロンドン五輪55キロ級代表で60キロ級に出た長谷川恒平(福一漁業)は3回戦で敗れた。

 女子は51キロ級で世界選手権代表の宮原優(東洋大)が2年ぶり2度目の優勝を遂げ、63キロ級は渡利璃穏(りお、至学館大)が初めて制した。

■「伊調の穴」埋める

 五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)が59キロ級に移り、本命不在の女子63キロ級を制した渡利は「至学館大の先輩が勝ってきた階級なので優勝したかった」と声を弾ませた。

 松江市出身で2004年アテネ五輪の伊調らの活躍に憧れて愛知・至学館高へ。伊調とは公式戦で3度ほど戦ったが歯が立たず「力を使わずに勝つすごさを感じた」という。尊敬する先輩は今後、63キロ級に戻ってくる可能性もあり「その時は勝てるように練習したい」と力を込めた。

(2013年12月22日 中日新聞朝刊22面より)
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